ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言
<フレーズ>
・相手の言うことをよく聞く
-「今は何をしたいですか? 何をしたくないですか?」
-待つこと。本人も相当もどかしく感じている。
・シンプルに一つずつ
-たくさんのことを言われると混乱してしまう。
・考え方、出身、これまでの経験など 自分と同じ人はいない。そこに尊厳が生まれる
・Personed Centor Care
-ケアを必要としている人と同じ目線の高さに立つ、と言うこと
・なんとなくおかしい、尊厳を持って扱われていない、と言うことは認知症でもわかる
・認知症の診断 検査は「お願いするスタンスで!」
・認知症は「暮らしの障害」なので、家族や介護者など本人を日頃からよく知っている方に生活の様子を伺うなどして総合的に判断が必要
・認知症を子供扱いしない。本人の世界は連続しており、別に自分が変わったわけではない(なのに、周りは扱い方を変えてくる)
・認知症の方の尊厳を失うケア(よくない状態を促進する)
-子供扱いする、騙す、できることをさせない、無視する、急がせる
<感想>
認知症の方には時間をかけてゆっくり、丁寧に接する必要がある。
病棟で長い時間認知症の方と接する医療従事者は忙しいことも多く、なかなか本人たちにベストなケアを提供するのは難しいかも。
医療従事者以外のメンバーが病院内に入ってケアできるとよい。
トム・キットウッド(Tom Kitwood)の本も読んでみたい。